違いは「リターン」にあり
銀行預金とは、銀行が、私たち預金者から集めた預金を企業に貸し出し、その対価として企業から利息を受け取る、というしくみの金融商品です。ちなみに、この利息はあくまで銀行が受け取るものであって、預金者はあらかじめ決められた分の利子しかもらえません。つまり、「企業からの利子が思いのほかたくさん手に入った!」という場合でも、預金者の取り分は何ら変わらないのです。 一方、投資信託は、投資家から投資信託というカタチで資金を集めて、これを株式や債券など有価証券に投資──という具合に、ここまでは銀行預金のしくみとさほど変わりがありません。最大の違いは「利益の還元方法」。投資信託の場合、投資で得られた儲けは手数料などを除き、基本的にはすべて投資家に還元されます。ですから、「投資先の企業が大発明をしたため、株価が急騰!」などというサプライズが起きた場合には、想定外の大きな儲けが期待できるのです。 ただし、投資の結果が投資家に還元されるという点では、儲けだけでなく、損失を出してしまった場合も同様。「投資先の企業が倒産してしまった!」などというハプニングが起きた場合、保有していた投資信託を換金してみたら、出資額よりも大幅に少なくなっていた──という事態も考えられますから、あらかじめ注意が必要です。